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生まれて初めての思い

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    100129
     Facebook の大学時代の音楽部のグループページを頻繁に見ています。
     後輩たちのライブ映像もチラホラとアップされ、非常に楽しいです。

     後輩諸氏のやり取りを見ていて、卒業の時に、彼等に「書き置き」を残したことを思い出しました。
     その書き置きは、今は私の手元にあります。皆さんが一通り読んだ後で、戻してもらったのでしょう。早速探し出して、ちょっと読んでみました。

     大学ノートほぼ一冊に、鉛筆で、細かい字でびっしりと書いてあります。
     一日か二日で書き上げたもので、当時は、書きたいことが思い浮かべば、直すこともほとんどなしに、どんどん書けたものでした。
     それが今では、ブログ一つ書くにも四苦八苦の有り様……悲しくなります。

     今読むと結構恥ずかしいことが書いてあるかな〜と思いましたが、書いてある内容は、昨今のブログと変わりません。
     最新刊「結婚する娘に贈る本」にも、同じようなことを書いています。
     早熟だったのか、全然進歩していないのか……。

     折角発掘したのだから、ここに少々アップしてみたいと思います。
     まずは、「遊びについて」と題した一文の抜粋。
     23歳の時の文章です。

     〜〜〜〜〜〜

     2、遊びについて

     私にしては少々固い事を言って我ながら照れてしまった。今度は柔らかく、遊びについて述べてみよう。
     私の好きな本の一つである立原正行「男性的人生論」に「遊びのさまざま」という項がある。そこで歌人吉井勇の歌を取り上げている。

      博打たずうま酒酌まず汝等みな日をいただけど愚かなるかな

     遊びの本質を知る人にとって、遊びをこばむ人は、どんなに社会的に認められていようと、軽蔑すべき愚かなる者なのであろう。私もそう思う。吉井勇のような遊びのわかる人が歓楽を歌に詠むと、かくのごとき美しい世界があらわれる。

      かにかくに祇園はこひし寝るときも枕の下を水のながるる
      白き手がつと現はれてろうそくの心を切るこそ艶めかしけれ
      帯重し袂重しと言ふ君のまぶたも重くなりにけらしな
      やみあがり吉弥がひとり河岸に出て河原蓬に見入るあはれさ

     実に美しい「遊び」のかたちがある。

     (中略)

     皆さん、ここに断言します。
     「遊び」は大切ですよ。どの位大切かというと、「仕事」に対するものとして「遊び」がある位、つまり、人生において仕事と同じ位の位置を占めるほど大切です。これは絶対に正しいと断言します。
     「近頃の大学生は遊んでばかりいる」
     これはよく聞く言葉ですが、私はそうは思いません。私は大学に入学する前は、大学生とは、授業になんか全然出ずに、毎日酒か麻雀で、滅多に家に帰れないものと思っていました。
     ところがいざ入学してみると、皆とても真面目です。クラスの友人を何度か酒に誘ったことがありましたが、大抵、理由もなく断られました。クラスで麻雀ができる者は2人だけで、一卓囲むこともできません。
     「近頃の大学生は遊んでばかりいる」というのは、「遊んでばかりいて勉強をしない」という意味なのでしょうが、しかし実際は、勉強もしないけれども遊びもしないのです。では暇で仕方ないだろうというと、これがみんな実にいそがしそうに、つまらない用事にしばられているのです。
     これでは大学に入った意味がないではありませんか。

     〜〜〜〜〜〜

     この後、延々と思いついたことを書き連ねていますが、まあ、よくもこんなに書けるものだと思うほど、恥も外聞もなく、自説を展開して行きます。

     後輩諸氏の当時のライブ映像を見て、「若いな〜」「元気があるな〜」と思いましたが、私の文章もまさにその通りです。
     少々荒くても、気にせずどんどん、目一杯突き進む……。

     短い文章を書くのに何時間も掛かっている今の私を思いつつ、生まれて初めて 「若いって、イイナな〜」と思ってしまいました。


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